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性加害告発が相次ぐ映画界に一石を投じる? 『俺とSEXすれば売れる』実写化の行方
性加害告発が相次ぐ映画界。先日は、女性ポートレートを中心に活躍している男性写真家への告発も報じられるなど、こうした動きは映画界にとどまらず広がりを見せてい... -
連続殺人鬼との遭遇が退屈な人生を激変させた! 白石和彌監督作『死刑にいたる病』
劇薬は、希釈して効果的に使えば良薬にもなりうるが、使い方を誤ると取り返しのつかない事態を招いてしまう。サイコホラー小説の旗手・櫛木理宇が2015年に発表した『... -
『カモン カモン』フォトジェニックなモノクロ映像が描き出す、ホアキン・フェニックスと9歳子どもの友情
『ジョーカー』(2019)の怪演が記憶に新しいホアキン・フェニックスであるが、ホアキンといえば、モキュメンタリーであるということを隠しながら、本物のドキュメンタ... -
過激すぎて全米で上映中止になった衝撃作! 実録リベンジ映画『KKKをぶっ飛ばせ!』
善と悪とのボーダーがとても曖昧になった現代社会において、映画世界での“絶対悪”として登場するのが、アーリア人至上主義を謳い、ユダヤ人を大虐殺に追い込んだファ... -
山窩(サンカ)と呼ばれる漂泊民が日本にいた! 謎多き“山の民”との遭遇劇『山歌』
かつて日本には、山窩(サンカ)と呼ばれる放浪の民が存在したことをご存知だろうか。戸籍を持たず、山から山へと渡り歩き、川魚を獲ったり、農具の箕(み)を編むこ... -
『アネット』他、今に観る意義がある「有害な男性性」を描いた映画3選
第94回アカデミー賞で、ウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちにした問題がこじれにこじれている。このこと自体は、今後のアカデミー賞のあり方、... -
華やかなファストファッション業界の裏側を描く映画『メイド・イン・バングラデシュ』
Tシャツが1500円、パンツ類も3000円以下で手に入るファストファッションは、庶民の生活に欠かせないものとなっている。だが、その格安衣料を、誰がどのようにして作っ... -
園子温監督「法的措置」表明も復帰はムリ? 女優事務所のボイコットは不可避
映画『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』などを手がけた園子温監督による性加害問題。『週刊女性』2022年4月19日号(主婦と生活社)では、園監督が監督という強い立場... -
『ドライブ・マイ・カー』世界から絶賛される一方で…気になる国内映画賞での評価
映画界最大の祭典として知られるアカデミー賞の授賞式が3月27日(日本時間28日)、米・ロサンゼルスで行われ、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画... -
『やがて海へと届く』の浜辺美波が過去最高のハマり役となった理由
4月1日より、映画『やがて海へと届く』が公開されている。<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/BU4Qi... -
岡田健史、主演映画の舞台挨拶欠席の怪…スウィートパワーとの“和解”は“飼い殺し”の意味だった?
阿部サダヲと岡田健史がダブル主演を務める映画『死刑にいたる病』が5月6日に公開される。櫛木理宇の同名サスペンス小説を原作とするこの作品で、阿部は史上最悪と呼... -
『ナイトメア・アリー』ギレルモ・デル・トロらしいアートセンスとノワールの融合による独自の世界観
『パンズ・ラビリンス』(2006)や『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)など、独自のアートセンスによる唯一無二の世界観を構築するギレルモ・デル・トロの最新作――... -
『TITANE/チタン』車とイタす女性の超変態な“純愛”映画!!
脳裏に焼き付くような、強烈で生々しい描写で、カニバリズムに目覚める少女の姿を描いた『RAW~少女のめざめ~』(2016)は、映画を観た観客が吐き気を催し、試写や映... -
SNS上での評価が人生を大きく左右する? 美談の男が詐欺師に転落『英雄の証明』
SNSに投稿した自分のコメントに多くの「いいね」が集まると、気分が高揚する。逆にスルーされてしまうと、ヘコんでしまう。投稿するコメントの言い回しや画像を、注目... -
『ぼけますから、よろしくお願いします。』続編、池上彰が信友直子監督に見た“プロ根性”
3月25日より、映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』が新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほかで全国順次公開となった。3月26日、テレ... -
ウィル・スミス、アカデミー賞壇上でビンタ炸裂! 妻侮辱にNO突きつけ、主演男優賞も獲得する豪快さ
3月27日(日本時間28日)に行われた「第94回アカデミー賞授賞式」で、前代未聞のハプニング発生した! 主演男優賞にノミネートされたウィル・スミスが、プレゼンテー... -
村上春樹原作の映画『ドライブ・マイ・カー』約3時間があっという間だった理由
2021年8月20日より『ドライブ・マイ・カー』が公開されている。本作は第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、日本映画では初となる脚本賞を受賞、ほ... -
『ウェディング・ハイ』でさらなる躍進を遂げたバカリズム脚本の誠実さ
現在公開中の『ウェディング・ハイ』が、うるさ型の映画ファンからも好評を博している。超豪華キャストそれぞれの持ち味を生かしたクセの強いキャラクター、ウェディ... -
『塔の上のラプンツェル』は貧しい農夫の子供だった!?実は残酷な原作を大幅改良
日本テレビ系『金曜ロードショー』で放送される映画を楽しむための基礎知識、今週放送されるのは2010年公開のディズニーアニメ『塔の上のラプンツェル』だ。 ディズ... -
社会への絶望感が自動小銃の引き金を引かせた…豪州で起きた無差別殺人描く『ニトラム』
日曜日の出来事だった。1996年4月28日、豪州タスマニア島の観光地・ポートアーサーで無差別大量殺人は起きた。死者35名、負傷者は23名に及んだ。ライフルを手に凶行に...