『ドーナツキング』――「国策」が育てたドーナツとカニとカクテルとポテチ

 アメリカ人のドーナツ消費量は年間100億個。すなわちアメリカにおける「コーヒーとドーナツ」は日本における「ご飯と味噌汁」に近い朝食の定番だが、ドーナツの本場・カリフォルニア州にあるドーナツ店の90パーセント以上は「カンボジア系アメリカ人」が経営しているという。1980年代に彼らが個人経営の店を一気に増やしたのだ。 その発祥をたどると、カンボジアから渡ってき…

このサイトの記事を見る